料理が届くまで、キッチンの中は見えない
メニューを見て、避けたい食品が原材料に載っていない料理を見つけた。少しほっとします。でも、その料理はどこで仕込まれ、どんな道具で作られたのでしょう。客席からキッチンの工程を知るのは、なかなか難しいものです。
食事制限の理由がアレルギーなら、食材そのものに加えて、調理中にほかの食品と接触する可能性も気になるところです。
セントラルキッチンでどこまで作る?
「チェーン店の料理は、すべて工場で完成してから店舗に届く」と思うかもしれません。実際には、セントラルキッチンの使い方はチェーンや商品によって異なります。食材を切る・下味をつける段階まで行うことも、ソースや料理の一部を作ることも、店舗で仕上げの調理をすることもあります。
つまり、確認したい場所は一か所とは限りません。製造段階の情報と、実際に注文する店舗での加熱・盛り付けの方法は、別々に確かめる必要がある場合があります。個々の商品の工程は、各社が公表する情報と店舗への問い合わせを優先してください。
「原材料にない」と「接触しない」は別の話
例えば、同じトング、フライヤー、鉄板、まな板などを複数の料理に使う場合があります。これを通じてアレルゲンを含む食品の一部が別の料理に移ることを「交差接触」といいます。これは、その食品を原材料として使うこととは別です。
ただし、「器具を共用しているかもしれない」だけで、すべての料理が同じリスクだと決めつけることもできません。設備や洗浄・作業の手順は店によって異なり、どこまで避ける必要があるかも人によって違います。
注文前に聞いておきたいこと
アレルギーがある場合は、避けたい食品を具体的に伝えたうえで、原材料に加えて調理工程について確認しましょう。忙しい時間帯にその場で即答できないこともあるため、事前に公式窓口へ問い合わせるのも一つの方法です。
- この料理の原材料やソースに、避けたい食品は使われていますか?
- 同じフライヤー、鉄板、鍋、トングなどをほかの料理と共用しますか?
- 仕込み済みの食材は、どこでどのように作られていますか?
- 店舗で調理器具や作業場所を分けられますか?
Food Safety Searchで確認できること・できないこと
Food Safety Searchでは、各レストランが公表しているアレルギー情報を、避けたい食品から探せます。まずメニューを絞り、掲載元の公式情報を確認する入口として使ってください。
一方で、サイトの表示だけでは、当日の店舗で使う調理器具や、製造・調理中の交差接触までは判断できません。気になる商品を見つけたら、最新の公式情報を確認し、必要に応じて店舗へ具体的に尋ねる。その二段階が、外食を選ぶ助けになります。
