「フルーツのお菓子だから大丈夫」と思っていた

以前、卵もあまり食べないベジタリアンの夫のおばあちゃんへ、日本のお土産として色とりどりのフルーツグミを持っていきました。フルーツ味で、肉とはまったく関係がなさそう。ぴったりのお土産だと思っていました。

ところが、食べてもらった後で原材料を確認すると「ゼラチン」の文字があり、さらに調べると豚由来でした。知らなかったとはいえ、申し訳ない気持ちでいっぱいに。この出来事から、食品の名前や見た目だけでは原材料を判断できないと気づきました。

ゼラチンは何からできている?

ゼラチンは、動物の皮や骨などに含まれるコラーゲンから作られる食品原料です。日本では主に豚や牛を原料として製造され、グミ、ゼリー、マシュマロ、ムース、一部のヨーグルトやケーキのつや出し、カプセルなどに使われます。

ただし、すべての商品にゼラチンが入っているわけではありません。寒天やペクチンなど、植物由来の原料を使う商品もあります。見た目で決めず、原材料を確認することが大切です。

フルーツケーキにもゼラチンが使われる?

季節のフルーツがたっぷり飾られたケーキ。その表面をまとめてつやを出す「ナパージュ」には、商品によってゼラチンが使われることがあります。ペクチンや寒天を使う場合もあるため、見た目だけでは判断できません。

気になる場合は、ケーキや表面のつや出しにゼラチンを使っているか、豚・牛・魚のどれに由来するか、植物由来の材料かをお店に確認しましょう。

原材料表示だけでは由来が分からないことも

消費者庁の資料によると、ゼラチンは主に牛や豚を原料として作られています。一方、原材料欄には「ゼラチン」とだけ表示され、原料動物まで書かれていない場合があります。

由来が食事制限に関わる場合は、メーカーの公式サイトや問い合わせ窓口で確認する必要があります。レシピが変わることもあるため、似た商品ではなく、購入する商品の最新表示を確認しましょう。

外食では、さらに確認が難しくなる

包装された食品なら原材料欄を読めますが、レストランのメニューには、すべての原材料が書かれているとは限りません。ゼラチンはゼリーやムースだけでなく、ソース、つや出し、トッピングに使われる可能性もあります。

Food Safety Searchでは「ゼラチン」を避けたい食品として選び、レストラン各社が公表しているメニュー情報をまとめて確認できます。ただし、公式情報に記載されていない原材料や、ゼラチンの由来までは確認できない場合があります。注文前に最新の公式情報と店舗へ確認してください。

小さな確認で、大きな思い違いを防ぐ

ベジタリアンといっても、避ける食品は一人ひとり違います。お土産を選ぶときは、本人に確認し、原材料欄の「ゼラチン」「豚由来」「牛由来」「動物性油脂」「ラード」などを確認しましょう。

すべてのお菓子や外食を避ける必要はありません。何を確認すればよいか知っておくだけで、選択肢は探しやすくなります。あのときの私のような「先に確認すればよかった」を、少しでも減らせたらと思います。